また一社日本の加工現場が無くなります。

 当社と40年以上取引が続く縫製工場がこの4月末で廃業されることとなりました。現社長が先日ご挨拶に来られました。
1963年頃にお父様が創業され二代に渡り60年続けてこられました。先代の社長はお酒が大好きで、二級酒を一升瓶からコップについで、明け方まで飲んで、朝から商談に行っていたとか…。
工場長も今年78歳。現社長と言い争うこともしばしばある中、ここまでやってきたとか…。ザ昭和の貴重な加工現場。なんだかんだありますが、お願いした仕事は、最後はきっちり仕上げて納めて頂いていました。代わりにやってくれそうな工場を探していますが国内ではもう厳しいかもしれません。一つの時代の終わり。本当に寂しい限りです。当社はその中で生き残りをかけて新たな供給先を開拓していきます。