中国OEM生産 ~成功させるめのポイント④~

7.4工場のキーマンをおさえろ

 中国の現地工場に生産を依頼する際に、現場の様子をよく観察して誰がキーマンかを知ることが大事になってきます。
材料の手配から、加工の品質、検品、梱包とひとつとも欠けてはならない中、具体的に指示して、いいものを作ってもらうのに、その現場のキーマンがいるものです。
総経理であるときもありますし、工場長や材料手配リーダー、梱包のリーダーだったりすることもあります。営業担当の時もありますが、出来ればやはり現場でのリーダーをしっかりおさえることが近道の場合が多いです。過去にあったのは、総経理は日本語で「大丈夫、大丈夫」と繰り返しますが、現場は全く理解しておらず、梱包係りの女性のリーダーが一番気を利かせて、我々の要求通りのモノを作ってくれたことがありました。
また材料の手配係りの人がキーマンで、その人が納期対応までしてくれたことがありました。
そのような出来る人はその工場を辞めて、別の工場に転職したり、独立することもあります。
キーマンとは個人の連絡先も交換しておいて転職や独立のあとも連絡を取り合うこともよくあります。
企業は人なり、ですね。