中国OEM生産 ~成功させるめのポイント③~
7.3工場の経営者と直接話せ。出来れば食事せよ
現地の工場の訪問の際には、通訳スタッフに経営者である総経理とアポイントをとって直接話を聞くようにしています。
大きな工場の場合は、総経理は多忙で会えないこともあるので、その場合は担当マネージャーでもかまいません。
現場の責任者と直接会って、わざわざ日本から訪問した趣旨を伝えることは、面子社会の中ではとても有効なことです。日本からのお土産も喜ばれます。
また先方から、食事のお誘いを受けた場合は、時間的に許されるなら先方の責任者、担当者、こちらのスタッフも一緒に食事をとると、仕事が進む中で、話がしやすい関係をより早くつくることが出来ます。
中国の食事というと、「干杯(カンペイ)干杯」を繰り返して酔わされてしまうイメージがあって、避けようとする方もいますが、今は、そのような習慣あまりありませんし、自分のペースをしっかり主張すれば、気持ち良く食事が出来るはずです。
「干杯」を繰り返すような宴会は、新工場の立ち上げ、結婚、出産など先方にとっても記念の宴会の場合が多く、その場に立ち会えたことは、信頼関係を築くいい機会となります。
また、工場の総経理やその家族が来日された際も、出来るだけ時間を合わせて、日本料理や簡単な観光案内で接待するのも、とても有意義です。
直接話したり、食事したり、観光したりして、同じ時間を過ごすことで仲良くなるのは万国共通で、醍醐味でもあります。