円安の要因である金利差が生まれる原因とは

 アメリカの金利が上がり、日本の低い金利との差が出来、資金が日本円からUSドルに移動され、24年振りの大きな円安となっています。
アメリカは、失業率も下がり、賃金上昇率も5%あり、景気はいいとされていて、物価上昇率が10%近くと止まらず、その物価上昇を抑え込むために金利を上げているそうです。
ちなみに欧州も金利が上がっていますが、欧州は、エネルギーをロシアに頼っているため、エネルギーの高騰によって物価上昇率が10%前後になり、それを抑え込むために金利があがっているそうです。
 円安を是正する一つの方法として、金利を上げることが考えられますが、日本ではしばらくはなさそうです。それは、アメリカや欧州と違い、物価上昇率は2%と低いため、その中で金利を上げると経済がクラッシュするそうです。
 円安が続くのであれば、日本国内はインバウンド景気が良くなりそうな気配がしますね。

(図表1)日米欧の消費者物価の推移